一生涯心に残る結婚式場の披露宴の演出は?

生涯に一度だけの結婚式なので、印象に残る披露宴をしたいと考える人は多いはずです。型どおりの披露宴ではなくて、結婚する二人の個性が出て、オリジナリティのある披露宴をしたいと考えるカップルの方に、いくつかヒントになる披露宴の演出の事例をご紹介しましょう。二人で考えたアレンジを加えて、ぜひ参加者にも自分たちにも心に残る披露宴を作っていってください。

まず披露宴のスピーチですが、お酒や食事に伴う歓談が始まると、話に夢中になってなかなかスピーチに耳を傾けてもらえないものです。スピーチする人数は少なめにして、時間も短くしていただくようにお願いしましょう。人選にもこだわり、話が上手な人に依頼しましょう。また、スピーチする方との思い出の写真や映像を会場で流すと出席者の視興味を引き、印象に残ります。花嫁花婿の紹介も媒酌人や司会者に頼まず、思い出の写真を映像に編集することもできます。余興についても2.3組位に絞り、花嫁花婿の趣味に関連する内容の発表や、二人が好きな歌や思い出の歌を歌ってもらうなど、出席者も興味を持ち、共感してもらえるプログラムを考えましょう。

披露宴の演出として、一般的に行われるのが、ウエディングケーキ入刀、キャンドルサービス、シャンパンタワー、両親への花束贈呈と感謝の手紙です。それぞれ披露宴に盛り込むのかどうか検討してみましょう。キャンドルサービスは、花嫁花婿が各テーブルを巡って感謝の意を表すものです。絶対にキャンドルサービスにするというものではないので、手作りの焼き菓子などを華やかにラッピングしたものや二人の手書きのメッセージ、小さなブーケなどを持ってテーブルを回ったり、各テーブルごとに記念撮影したりするのも良いかもしれません。最近は花嫁花婿の経歴や馴れ初め、結婚披露宴に参加した方への感謝のことばを綴ったブライダルニュースの配布なども人気が高まっています。

結婚式に飾る花に凝るカップルもいます。二人の誕生花や二人が好きな花をテーブルなどにあしらったり、両親へプレゼントしたりする演出も考えられます。披露宴のBGMを二人の好きな曲や、二人が生まれてからこれまでのヒット曲で綴るなどの構成は一般的にはなっていますが、楽しい演出となります。曲についての解説を映像で流すと、なぜその曲を選んだかが出席者に伝わります。もし、楽器が得意な人がいれば生演奏してもらうのも目先が変わって面白いでしょう。特に日頃演奏を生で聞くことが少ない楽器の演奏は出席者からも非常に喜ばれます。

料理のチョイスでも二人の個性的が反映されます。一般的には、披露宴の料理はフレンチ、会席料理、中華料理のコースから選びますが、それにこだわらず料理を選択する方法もあります。カフェやレストランで開く披露宴であれば、決められたコースの中から料理を選ぶのではなく、シェフと相談しながら好みの料理を決めていくこともできます。例えば、料理の最後に供されるデザートだけ、バイキング形式にするなどの工夫もできるかもしれません。